日本の住まいは古くから和室を中心に生活してきたために、和室の組み合わせにより多種多様な生活がなされてきました。
時代が変わり家族のスタイル変化と西洋文化取り入れにより、個室中心の生活が多くなりました。そこでリビング・ダイニンク中心の間取りに加えて高齢化社会に対応したバリアフリー化住宅と使い勝手の良い設備機器に変更して、住みやすい快適住宅を目指しています。

建物の顔であるエントランスには、劣化や汚れを改修するだけでなく、機能やデザイン性をあげることも重要な要素です。
集合郵便受けやスロープの機能性、壁などのデザインや色にこだわることも資産価値をあげることに繋がります.

鉄筋コンクリートで造られているマンションや団地などは、一見とても頑丈に見え、永久的な建物というイメージが強いのですが、年月の経過とともに劣化が進みます。立地条件や風雨にさらされる状態などによって、劣化のスピードには違いがありますが、劣化自体は避けられません。
コンクリート自体も永久のものではありません。コンクリートはセメントと骨材（砂）と粗骨材（砕いた石や砂利）と水を適当な割合で混ぜ合わせたもので、コンクリート自体が浸透性のある物です。そのため、乾燥するにつれ収縮し、収縮した分がひび割れとなってあらわれます。
ひび割れが大きくなるとそこから雨水などが浸透し、中の鉄筋を錆びさせ膨張、コンクリートが破壊されます。外装の塗装やタイルなどは外観を美しく見せるだけではなく、コンクリートを保護するための要素も含んでいます。
また、バルコニー・階段などの手摺や鉄製の避難階段などの錆、屋上などの防水機能が損耗することによる雨漏り、給排水管の詰まりや管内にできる錆による赤水、水漏れなどの劣化現象が起こる事により（年月の経過とともに）建物本体が持つ性能を低下させます。
こうした機能の低下や材料の劣化は避けることができません。ただし、それらを最小限に抑え、建物を最良の状態に維持することは可能です。
それには定期的に給排水管などの清掃を行い、小さなひび割れなどを埋めたりし、今以上の劣化の進行を防ぐ様にします。
劣化を放置し、その後補修するのと、定期的に初期の段階で補修するのとでは掛かる費用も全然違ってきます、このように常に建物を最良の状態で維持していただくために、定期的な補修を行っていく事をお薦めいたします。